【第八話】実録!ネットワークビジネス体験記

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【第七話】実録!ネットワークビジネス体験記

 

 

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■再び訪れるビジネスの停滞

 

M社のビジネスの伸びるスピードは、
A社の時よりも圧倒的に早かった。

 

手応えも感じていた。

 

しかしここにきて、また新たな
壁にぶつかってしまった。

 

グループが停滞してしまったのだ。

 

 

30人くらいのグループになってから、
急にパラパラとやめる人が
現れ始めたのである。

 

 

最初は、

「こんなこともあるか」

くらいに考えていた。

 

 

しかし、やめる人のペースが
僕の想定していたペースを
はるかに上回るものだった。

 

「えっ、どんどんやめていく…」

 

「ちょっと待って、ちょっと待ってよ!」

 

新規のメンバーを獲得しても
ザルで水をすくっているように、
こぼれ落ちていく。

 

僕はまたしても、
ネットワークビジネスの
奥深さを体験することになった。

 

 

やめていく人に、

 

「やめる理由は何ですか?」

 

と聴いていくと、

 

「製品代が高い」

 

「健康ジュースに1万数千円
 使うくらいなら、遊びに行きたい」

 

 

このような意見が多かった。

 

 

なるほど。

 

確かに、冷静に考えていくと
毎月13,500円~15,000円の
健康ジュースを飲み続ける人は、
20代では少ないだろう。

 

 

僕が伝えていた方の大半は
20代が多かったので、

健康に対する意識は
年配の方よりも低かった。

 

 

僕はビジネスをやっている
立場だったので、

「月13,500円の固定費で
 ビジネスができるなんて安い」

と思っていた。

 

 

しかし、これはあくまでも
ビジネスをやる人間の目線で、

ユーザーは
そう思っていないことを
突きつけられる結果となった。

 

 

■信頼している仲間も収入が取れない

 

こうしてM社のビジネスも
グループが伸びなくなってしまった。

 

マジかよ…

 

せっかくM社では仲間にも
収入を取らせてあげられると
思っていたのに。

 

一緒に動いている
ビジネスパートナーもいた。

 

自分が収入が取れないことも
悔しいが、仲間の収入が
増えないことも心苦しかった。

 

 

「収入を取らせてあげたい」

 

そう思っても、
僕の実力は全然足りていなかった。

 

一生懸命新規開拓、フォローをしても
末端からグループが崩壊していった。

 

「どうすればいいんだ」

 

グループの崩壊を
止めることができなかった。

 

 

 

ネットワークビジネスをやっていて
地味にメンタル的に突き刺さる
言葉がある。

 

「●年もビジネスやってて、
 それだけの収入しか取れてないの?」

 

これはキャリアが長くて
収入が取れていない人ほど
言われる言葉である。

 

最初の一年で数十万、数百万円の
収入が取れた方にとっては
別に気にならない話題だ。

 

 

しかし、長く収入が
取れていない人にとっては、
ビジネスに対しての自信を
どんどん奪い去っていくのだ。

 

 

僕もM社を半年ほど続けたが、
こうした理由もあって
再びメンタルが挫けてきた。

 

 

今振り返っても、
ネットワークビジネスは
つくづくメンタルのビジネスだと
実感している。

 

 

■オガワ再びめげる

 

 

僕はつくづくメンタルが弱いと思う。

 

 

M社のビジネスを始めて
半年が経とうとしていた頃、

再び僕のモチベーションは
下がってしまった。

 

元々、心から好きだと思える
ビジネスモデルではなかったが、
それにしても挫けるのが早過ぎる。

 

 

ビジネスパートナーも
活動をしなくなっていき、

僕も次第にミーティングに
出ないようになっていった。

 

 

ミーティングに出なくなると、
Hさんとも連絡を取る頻度が
極端に下がっていった。

 

 

たまにHさんから
電話が掛かってくるが

ビジネスが停滞している時に
アップラインからの電話は
出たくない気持ちになる。

 

 

電話には出ていたが、

 

「最近はどうだ?」

 

と言われても、
ビジネスが進んでいないので、

 

「前と変わらずです」

 

としか言えなかった。

 

 

その時は、
いつも気まずい気持ちになった。

 

電話で話をしている限りでは、
Hさんも伸びてるグループに
関わっていて忙しい様子だった。

 

 

本当は喜ぶべきところなのだが、

「まぁ、僕には関係ないし」

そんな風に
卑屈になっている自分がいた。

 

 

「どうせできないなら、
 うまくいってる人を見ても傷つくだけ。

 だったら、見ない方がいい。
 その方がずっと楽だ」

 

 

うまくいっている人を
羨ましいと思いながらも、

クサイ物に蓋をするように
気持ちは「逃げ」の選択を
取っていく。

 

 

こんな自分嫌だなと思っても、
心の底から湧き出てくる
負の感情は消えなかった。

 

僕はそのまま、ズルズルと
フェードアウトしていったのだ。

 

 

■オガワ、ネットワークビジネスを再び嫌いになる

 

M社のビジネスを
フェードアウトした時期は、
メンタル的にかなりやさぐれていた。

 

「もうネットワークビジネスなんて
 関わるものか」

 

と思っていた。

 

 

ネットワークビジネスに
二度も挫けた僕は、

ネットワークビジネスに
嫌悪感を抱くように
なっていった。

 

 

「こんなの難し過ぎる」

 

「俺には無理だ」

 

 

ネットワークビジネスは
うまくいかない人の方が
割合は圧倒的に高い。

 

しかし実際に結果を出している人も
目の前にいたはずなのに…

 

 

僕は、自分に言い訳をして
M社のジュースを飲むだけの
愛用者に成り下がっていった。

 

 

ネットワークビジネスへの
負の感情と共に…

 

 

・・・・・・・・

 

 

それではここで、
M社でビジネスをした際に
感じた気づきをまとめていきたい。

 

A社の時と同様に
重要だと感じたところだ。

 

ぜひ参考にして頂きたい。

 

 

■M社での気づき

 

気づき1:マーケットとのニーズの不一致

 

ここは非常に大切な
ポイントの一つである。

 

市場に投下する製品がターゲットの
ニーズに合っているかきちんと
見極めなければ、どんな事業も
うまくいかない。

 

M社のビジネスをしている時、
自分の年齢は26歳であった。

 

声をかけた人は、20代中盤の方が
圧倒的に多かった。

 

 

そしてM社は、
日本に上陸したばかりの頃は、
健康ジュースしか製品が
なかったのである。

 

 

確かに、
製品のラインナップが少ないと
説明しやすいし話も楽である。

 

ただ、製品の種類が少ないと
提案の幅が狭くなり、

見込み客のニーズに合う製品が
無いケースが増えてくる。

 

 

20代中盤の若い層が、
健康食品だけに毎月高いお金を
払いたい続けたいとは
なかなか思わない。

 

1万5千円あれば、札幌なら
何回か飲みに行ける金額である。

 

 

健康に1万5千円投資するより、
友達と遊びたいという声が
特に女性からは多かったのだ。

 

 

気づき2:若い女性は健康食品よりも化粧品

 

 

他にも、健康ジュースに
お金を出すなら化粧品で良い物を
買いたいと言う方もいた。

 

女性はサプリメントよりも化粧品に
お金を使いたがる傾向が強いと思う。

 

思考が全然違うと思った。

 

しかしネットワークビジネスは、
女性の参入率の方が高いことを
考えると、女性の意見を汲み取れない
会社は長く続かないことになる。

 

 

そのことに気づくのは
もっと後の方になるのだが、
当時の僕は分かっていなかった。

 

 

本来であれば、美を保つために
内側7、外側3と言われるように
食べる物に気を使う方が
良いとされている。

 

しかし、理屈で言っても
なかなか女性にはピンと
きていなかったと思う。

 

化粧品は、使ったらすぐに
美しくなれるイメージがある。

 

でも健康食品は、
食べてすぐに目に見える
結果が出る物ではない。

 

女性はイメージを大切にして、
男性は理屈を大切にする傾向が
強いのかなと感じる。

 

 

気づき3:リピート率の重要性

 

ここだ。

僕が一番強く訴えたいポイントは。

 

ネットワークビジネスでは、

「絶対にリピート率が高い
 会社を選んだ方が良い」

 

これは鉄則である。

 

大切なのでもう一度言おう。

 

「絶対にリピート率が高い
 会社を選んだ方が良い」

 

本当にそう実感している。

 

 

ネットワークビジネスでは、継続性、
つまりリピート率が低ければ、
いつまで経っても収益が安定しない。

 

ネットワークビジネスは、
新規会員がやめていく会員よりも
多ければ、ビジネスは拡大していく。

 

これはあたり前だ。

 

 

しかし、

「なぜ、やめていく人より
 新規会員の方が多くできるのか」

と考えて頂きたい。

 

 

その答えが「リピート率の高さ」なのだ。

 

 

どんな仕組みでも、
ある一定割合のお客様は
サービスを使わなくなる。

 

リピート率がほぼ100%の仕組みは、
電気、ガス、水道などのインフラ関係
くらいではないだろうか。

 

携帯電話もインターネット回線も、
より良いサービスが出てきたら
そちらに乗り換えられてしまう。

 

 

現に僕は、新規会員よりも
やめていく会員数が多かったため
ビジネスを伸ばすことができなかった。

 

M社のビジネスではリピート率の
大切さを嫌というほど痛感した。

 

 

気づき4:商品単価が高過ぎるとキツイ

 

 

これは僕の年代とも
関係があった話かもしれない。

 

M社の製品は、20代中盤の
マーケットに投下するには、
ニーズが低い物だった。

 

そもそも20代は健康な人が多い。

 

基本的に人間は、
予防にはお金を出しにくい。

 

なぜなら、緊急性が低いからである。

 

今すぐ手に入れなくても
困らない物は、優先順位を
下げてしまうのだ。

 

20代中盤の人達にとって
必要性の低い健康ジュース。

 

仮に最初は興味を持って
購入してくれたとしても、

価格と体感の問題で、
どうしても継続性は下がってしまう。

 

これは仕方がないことだと感じた。

 

 

大体のネットワークビジネスの製品は、
ドラッグストアなどで売っている
消耗品と比べると、価格が高い。

 

全ての会社とは言わないが、
ほとんどの会社は、
価格は高めだと思う。

 

 

「品質が良いから高くない」

 

 

と反論する方もいると思うが、
その品質の良さをすぐには
実感できない場合もある。

 

 

「使ったけどあまり良くなかった」

 

 

これはどんな製品でも
あり得る話だ。

 

なぜなら、使用者によって
好みも体感も違うからである。

 

一般の方達は、近くにある
ドラッグストアやスーパーで
買物をする機会の方が圧倒的に多い。

 

その製品の価格帯が頭に入っている。

 

それらと比べると
「高い」と感じるのは、
仕方がないことだと思う。

 

 

気づき5:「今がチャンス信仰」の成れの果て

 

今振り返って思うのが、

 

「モメンタムだから今がチャンス」

 

というセリフを別の視点で捉えると、

 

「今が過ぎるとチャンスが無くなる」

 

と言い換えることができるだろう。

 

 

確かにどのビジネスも
参入タイミングは重要だと思う。

 

その考え自体は、まだ持っている。

 

しかし、モメンタム信仰が
行き過ぎると良くない。

 

なぜなら、

「モメンタムを過ぎてから
 参入する人は成功できなくなる」

と、言っているのと近いからだ。

 

 

そうなると、
会社が日本に上陸してから
年数が経てば経つほど、

ビジネスメンバーの
モチベーションは下がっていく。

 

 

そうなった会社の流通網は、
崩壊も早い。

 

確かにモメンタムの時期は、
ビジネスへの興味づけが強いので、
力のあるリーダーは比較的簡単に
ビジネスを伸ばしていける。

 

しかし、人間というのは、
情報の鮮度に敏感な生き物だ。

 

 

情報が出回ってくると

「あー、聞いたことある」

となってしまい、新規獲得の
難易度が急激に上がってくる。

 

 

情報の鮮度が落ちると、
興味性も薄れてしまうからだ。

 

言葉は悪くなるが、
情報弱者を狙った考えだと
ビジネスはうまくいかないと思う。

 

 

高い製品力があり、
継続性の高い仕組みを
構築している会社は、やはり強い。

 

 

そういう会社が、
ネットワークビジネスでも
長く生き残っている。

 

 

 

僕の友人でA社のビジネスを
やっている男がいる。

 

その友人は、このご時世でも
着実にA社のビジネスを
拡大させている。

 

本当に凄いと思うし、
尊敬している。

 

彼は、今からA社のビジネスを
やっても成功できる可能性があると
僕に示してくれた。

 

当然、今からA社のビジネスを
やるつもりは1ミクロンもないが。

 

でも僕の価値観を
変えてくれたことは、
心から感謝している。

 

 

モメンタムに関係なく
ビイネスを伸ばしている
リーダーは現実に存在するのだ。

 

だからこそ、行き過ぎた

「今がチャンス信仰」

には疑問を持たざるを得ない。

 

 

・・・・・・・・

 

 

こうして僕はM社のビジネスを
フェードアウトしていった。

 

ビジネスはうまくいかなかったが、
ここでも沢山の気づきと経験を
させて頂くことができた。

 

 

そして、ここからまたしばらくして、
事態が急展開を迎えることになる。

 

 

友人のホームパーティーに
参加をした時、僕は思わぬ出会いで
再びネットワークビジネスの世界に
引きずり戻されることになるのであった。

 

・・・

 

・・・

 

第九話につづく

【第九話】実録!ネットワークビジネス体験記

 


人工知能に奪われない仕事とは?

これから生き残っていくビジネスに共通する最重要ポイントを徹底解説!

なぜ「好きなことで稼ぐこと」が生き残り戦略として正しいと言い切れるのか?


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